
人と組織の可能性を最大限に引き出すためには、変化のスピードが増す現代に即した柔軟で戦略的なアプローチが求められます。企業が持続的に成長し、社会的責任を果たしていくためには、従業員一人ひとりの価値を高め、組織全体の力へとつなげていく仕組みづくりが不可欠です。
私たちは、エンゲージメントの向上、リスキリングによる人材の進化、ウェルビーイングの実現、そして業務の質を高めるオペレーショナル・エクセレンスを柱に、制度設計から現場での行動変容までを一貫して支援します。単なる施策の導入にとどまらず、組織の深層にある課題に向き合いながら、未来を切り拓く力を育む伴走者として、企業の変革を後押しします。

「働き方改革」の最終目的は「経営改革」だと確信しています。経営改革のためには、まず経営基盤を整備する必要があります。この経営基盤構築のためには、①「企業論理」として利益向上のための付加価値生産性の追求②「個人論理」として豊かな生活がしたいという人間性の追求。この相反するテーマの調和がワークライフバランスでもあります。さらに③社会から要請されているコンプライアンスや長時間労働の抑制など、公共性の追求という「社会論理」も無視することはできません。これらの3つの経営基盤を調和・統合する手段として、「働き方改革」への取組みは組織のイノベーションとして絶好のチャンスとなります。

働き方改革が進み、働きやすい企業が増えている一方で、働きがいをどう向上すべきか悩まれている企業が多くあります。個人の価値観が多様化する中、働きがいを向上させるためには、「納得」、「信頼」、「透明性」がキーになると考えています。私たち社会保険労務士の仕事は、人と向き合う仕事であり、人のお困りごとを解決することで、経営のサポートをしています。制度やシステムを表面上変えるだけではなく、人を大切にする仕組みを作ることで、いきいきと働ける環境を目指しています。あるべき姿に近づけるよう従業員と経営者、双方のバランスをとりながらのサポートを心がけています。

「働き方改革は人の幸せに繋がるものでなければならない」が私の持論です。それでは、人の幸せって何でしょうか?高い報酬?成長実感?家族との安寧なひととき?もちろん人の価値観はいろいろですが、働くことが幸福に繋がるためには「自分の得意を知り、その得意なことを活かして、自分以外のもっと大きな目的のために貢献する」というように、貢献の輪を広げ、深めることが重要なポイントと考えます。
働き方改革はマネジメント改革であり、コミュニケーション改革でもあります。私は、組織分析・人材コンサルタントの視座から、従業員のモチベーション向上や職場のコミュニケーション改善を通じて、多くの従業員がイキイキと輝いて働ける状態が創り出せるようサポート致します。

人口減少、労働力の不足、メンタルヘルス不調による長期休業者の増加等と、今まで対策を施しても解決できない問題が、今の日本には山積しています。女性の活躍推進は、これらのすべての問題を解決すると考えます。女性の活躍は、男性の抱える長時間労働、介護による退職、未婚者の増加等の問題を、解消する力になります。今の日本は、非常に優秀な女性が多いにも関わらず、その力が生かしきれていないのが現状です。私は、この世に生きるすべての人が自身の仕事に誇りを持ち生涯にわたり、変化成長し続けることで、社会は必ずよくなると確信しています。